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● フィリピーナ体験談集● |
< 原稿ご提供:Super Kenchan > |
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KENちゃん生まれて初めてフィリピンに行く(エピソードNO.1) エピソードNO.1ってスターウォーズみたいでしょ。 NO.1てことはNO.2もあるんだけど、写真がないもんで。 どーも私は昔から文章を書くというのがだめで、句読点の打ち方がよくわからないし、 読みずらかったらごめんね。 1月10日に突然用事でフィリピンに行くことになったんですよ。 これだけフィリピーナ好きなのに一度もフィリピンに行きたくても行けなかったの が、 突然、しかも遊びじゃなくて用事(どんな用事なんだ?それは内緒ね!人に頼まれた の。)でフィリピンに行くことになるとは! たった一人で十五〜六年ぶりの海外旅行。 わからないことだらけ。 2泊3日、1日目は夜の10時ごろフィリピンに着いて、2日目の昼頃3〜4時間用 事を済ます。 3日目、昼の12時半ぐらいの飛行機で帰る。飛行機もホテルもすべて予約済み。金 もかからない。 さらに、もう一回1月20日に同じ要領でフィリピンに行かなくちゃならない。(こ れがエピソード2になるわけね。) スケジュール的にはハードだがフィリピンに行けるという棚から牡丹餅。 2日目の昼頃ホテルに人が迎えに行くからそれ以外は危ないからホテルから出るなと いう指示。 しかし、私は大のフィリピーナ好き、「魅惑の美人!フィリピーナ」でフィリピンの 夜がどんなに楽しいか知っている。 ホテルに着いて1時間もしないうちに気持ちがうずうずしてきた。 あの「魅惑の美人! フィリピーナ」に書いてあった世界がすぐそこにある。 怖いもの知らずとはまさにこの時の私のことで、12時にはマニラのどこだかわから ない真っ暗な場末の建物の前に着いた。 いまではタクシーの運転手になんて言ってそこまで行ったのか覚えていない。 表には柄の悪そうなフィリピーノが2〜3人立っている。 (なんでフィリピーノはみ んな柄が悪く見えるのだろう? フィリピーナはみんなかわいく見えるのに。語弊があったらごめん。) タクシーの運 ちゃんがフィリピーノと何か話をしている。 タクシーを待たせて、わたしは、表の鉄製の重そうな扉が開いた中に通される。中は コンクリートの床と壁の暗い部屋。 こんなところで、拳銃でも出されたら一環の終わりだな。映画の中だったらこいつら 絶対にそういう役だな。 最後に正義の味方にやられちゃうけどね。なんてことを一瞬の間に考えていると、す ぐにまた鉄製の重い扉があった。 そこを開けると、今までの真っ暗な町、建物とはまったく正反対の世界が目の前に広 がった。 照明は明るく、床には絨毯が敷いてあり、壁も淡いピンク色で、それよりなにより、 私の大好きなフィリピーナが きれいに化粧をして、派手なスーツやらドレスで20人ぐらい壁にそったシートに 座っているのだ! シートの前にテーブルを置いて照明を落とせばまさにフィリピンパブ。床が絨毯の分 こっちのほうがゴージャスかもしれない。 女の子も日本にいるフィリピーナよりかわいく見える。 私と親分(オーナーかな?)二人が女の子たちの向かい側のシートに座った。みんな 一斉に私を見る。 座るとすぐ親分が「どの子がいい?」と訊いてくる。フィリピンパブにいったってそ んなにすぐ決まらないよ。 しかも、むこう20人にこっちは一人、私の方が恥ずかしくて女の子たちをよく見れ ない。 5000ペソだせば二人つれてっていいと親分は言う。そんな妄想ももちろん私には あったが、なにせ、生まれて始めての経験だし、 今日は2000ペソぐらいでとホテルを出るとき考えていたから一人でいいと答え た。一人だと4000ペソだという。 それは高いと、二重の鉄の扉の中で、表には2〜3人のフィリピーノがいることを頭 に浮かべながら、これはちょっとやばい状況なのかな、 と思いながら値切った。結局、3000ペソでという事に落ち着いた。最近、テレビ などでもよく旅行ものが多いけど、この不況のせいなのか 物を買うときに値切るシーンがよくある。私もそれを覚えててよかったと思った。一 昔前の私だったら言われるままに払っていただろう。(状況も状況だし。) 私は左から二番目の可愛い子系を選んだ。右から5〜6番目にも美人系がいたのだ が、ちょっと遠くて近眼の私にははっきり見えない。 それに、なんとなく、美人系=やりて、かわい子系=おとなしい、(そんなことはぜ んぜん関係ないことは十分知ってたはずなのに)と思えてその子を選んだ。 女の子が着替えをするのでタクシーで待っててくれという。その部屋からタクシーに 乗るまでの途中、さっき表にいたフィリピーノ達が私に 向かって「センエン!センエン!チップ!」と言う。何でおまえなんかに千円もチッ プをやらなきゃいけないんだと思いながら無視してタクシーに乗った。 そういえば、親分まで私に手を差し出して「センエン!センエン!」ってわめいて た。さっき金なら払っただろ! 10分ぐらしたら(たったの10分が凄く長く感じた。本当に来るんだろうか心配し たりして。)私のおめあての女の子がTシャツとジーンズに着替えてやってきた。 女の子が乗り込むと、タクシーは行き先も言ってないのに動き出した。私が乗り込ん だホテルに戻ることは先刻ご承知なのだろう。 暗いタクシーの中、そばで見るとやっぱりかわいい。日本のフィリピンパブでこんな 子が横に座って2時間ぐらいのうちにおっぱいでも触れれば(洋服の上からね) ラッキーと思えるのに、これからホテルの私に部屋に行って、あんなことも、こんな こともなんて考えたら一人ニンマリしてしまった。 そのときの私の顔は相当スケベな顔をしていたに違いない。 彼女は日本に行ったことはないが、日本語が少しできる。お客さんは日本人が多いと 言う。 そういえば、あの親分、明日も利用してくれれば2500ペソにすると言ってたな。 二人だったらいくらにするだろうかなどと考えていたら、女の子が、親分にいくら払っ たのかと聞いてくる。 考えてること読み取られてるのかと思った。3000ペソと答えると、親分にいくら 払っても女の子の取り分は800ペソなんだそう。 それじゃあ2000ペソにでも値切れたな、なんて考えていると、15000ペソも 払った日本人の客がいたと言う。 そのお客さんバカね。なんて女の子が言うと、よれよれのTシャツに不精ひげでよ かったよなんて思ってちょっと得した気分に変わった。 途中、女の子が携帯でどこかに電話したりしている。けっこう明るくしゃべってい て、これから戻るホテルの名前がタガログにまざってたりする。 友達に電話したのだと言う。友達も同じ仕事をしていて、仕事が終わってもう家にい るのだそう。あれっと思って、「君は明日の朝までいるんだよね?」って訊いてみ た。 彼女は「うん、9時ごろ帰るからその時タクシー代ちょうだいね」って言った。私は オールナイトがあたりまえかと思ったら2時間ぐらいのショートっていうのもあるら しい。 日本でいうところのホテルにいって済ますらしい。フィリピンにもそういうホテルが あるんだ。初めて知った。 そうこうしているうちにホテルに着いた。ボーイがタクシーのドアーを開けるのだ が、このオヤジ女なんか連れこみやがってと思ってるんじゃないかと思うと ちょっと照れくさくてボーイの顔がまともに見れない。 彼女はすたすたとホテルに入り、ちょっと待っててと言ってカウンターのほうに行っ た。しばらくすると戻ってきてIDをホテルに預けなければならないと言った。 ちゃんとシステムというかルールができているのだ。私は、ふーんと感心した。 翌朝、(もう翌朝なんだよね。その間のことは詳しく書けません。うふふなんちっ て。)大きな窓越しの日の当たるテーブルでオーダーしたサンドイッチなどを彼女と 食べる。 現実から逃れてまるで映画でも見ているよう。いろいろ話をしていると、彼女は結婚 していて子供もいるという。彼女は22歳で子供は2歳。 これだからフィリピーナはわからないよなー。彼女が日本にきたらめちゃ可愛いし若 いから、日本人はすぐ騙されちゃうよね。 この仕事はファミリー公認で、だんなはたぶんなにもしていない。子供はだんなの母 親が面倒見てるんだとか。私もフィリピンに生まれたかったよと思ったりした。 今日の夜はどうするの?なんて彼女が訊いてくる。どうしようかなーなんて答える と、私の友達を紹介するという。2000ペソでいいという。 彼女は私の考えてることを察したようにその子を見てから決めていいという。夕方6 時に彼女のだんながその子をタクシーで連れてくるから、 ホテルに着いたら電話するので降りてきてタクシーまで見にきてくれという。彼女は だんなと二人でこんなアルバイトもやってるんだ。 店を通さなければ金がまるまる自分の懐にはいるもんね。その子が気に入らなかった らやめるということでOKした。 それじゃバイバイと言って彼女は11時ごろ部屋を出て行った。 そのあと、シャワー を浴びたり身支度をしていると、12時ごろ迎えが来た。 今回の渡比の一番の目的である用事を済まし、4時半ごろ部屋にもどる。もう私の任 務は終わった。 ほんとに電話来るのかなといぶかしながらシャワーを浴びたりテレビを見たりして時 間が来るのを待つ。 すると、6時ぴったりに電話がなった。電話に出ると、けっこう流暢な日本語をしゃ べる男が下でタクシーに乗って待っていると言う。 オレンジ色のTシャツを着ているという。ロビーを出るとフィリピーノ達が寄ってく る。女いらないかとうるさく聞いてくる。こんな時間からもうこれだ。 しかし、日本人はフィリピンでそんなことしかやらんのかねと思った。しかし、自分 もそうなんだと今までフィリピンに行った日本人を責める気にはなれなかった。 すると、一人のフィリピーノが寄って来て友達が待ってると言う。どこで?と聞くと なんだかあやふやな返事。そいつは何色の服を着ていると聞くと、白だという。 ふー、あぶない、あぶない。ようやくオレンジ色のシャツのやつをタクシーの中に見 つけると、そのタクシーの後ろに乗り込んだ。 このフィリピーノは表にいるやつらよりはまともに見える。こいつが昨夜の女の子の だんなかと、ふと思った。こいつよく自分の女房と寝た男とニコニコしながらしゃべ れるな なんて考えながら隣に座っている女を見た。まあ、たいして良くもないけど悪くもな い。OKというと金をくれという。女に渡すんじゃないのか。2000ペソを渡す。 たぶん女には800ペソぐらいだけ渡すんだろうな。女房が一晩私につきあって80 0ペソならこっちのほうがずっとわりがいい。 男はさらにすまなさそうにタクシー代 をくれという。 ハウマッチというと、100ペソだという。まあ、100ペソならいいか、男に渡 す。すると、タクシーが動き出した。おいおいお、どこに行くんだよと思ってたら、 ホテルを ぐるっとまわって同じホテルの別の入り口に止まった。そこで、わたしは男にバイバ イというと、女と手をつないでホテルに戻っていった。 名前はカティ。日本に同じ名前の友達がいる。そういえば、そのカティの友達のジン によく似ている。4〜5年前、私が気に入ってよく指名してたやつだ。 カティも少しだけ日本語を話す。でも、私のタガログとどっこいどっこいで、片言の 英語とジェスチャーでコミニケーションをとる。これも結構楽しい。 まあ、やるこは万国共通だし。部屋にもどってまだ6時すぎぐらいだというのに、事 をはじめた。(このときの写真が送った中の何枚か) 9時ごろになって、カティがおなかがすいたと言う。私も同感だった。カティはピザ が食べたいと言う。彼女の案内でタクシーに乗りロビンソンなんとか(忘れた!)と いう スーパーだかデパートみたいなところに行った。もう夜だというのに人は結構多く、 ピザハットでテイクアウトのピザを買う。安く済んでよかったなと思う。 1階ではズンズンと低音がひびく、驚いたことに、デパートのなかにディスコがあっ た。ちょっと入ってみたかったが、カティがいやだというのでやめた。 夜のマニラに出るのは初めてなのでどこかかっわたところに行きたくてしょうがな かった。(昨夜も夜のマニラに出たことは出たけど、タクシーで行って帰ってだから ねえ。) デパートのなかの本屋によってタガログ英語の辞書を買った。50ペソだった。(2 00円しないんだよ。)なにかほしいものはないか訊いたけど何もいらないという。 日本にいるフィリピーナに聞かせてやりたい。日本にいるフィリピーナ達といっしょ にどこか行こうものなら、訊きもしないのにあれがほしいだの、 これ買ってだのとうるさいったらありゃしない。そろそろ帰ろうということになり、 タクシーをつかまえて乗った。 タクシーの運ちゃんは私が今まで会ったどのフィリピーノ達よりも人なつっこかっ た。いろいろと話し掛けてくる。私もちょうしにのってどこかに行きたいんだと言っ た。 どういうところに行きたいのというから、女はいるから、ちょっとセクシーなショー なんかが見れるところと答えた。海沿いの道をしばらく走るとその店はあった。 「魅惑の美人!フィリピーナ」で見たようなネオンの看板。たいして金もかからない だろうし、運ちゃんを待たしておくのもかわいそうだし、何かわからないときに 役に立ちそうだから運ちゃんもいっしょに連れてってやった。店に入るときわからな いことがあった。いきなり運ちゃんが役に立った。 俺を連れてきてよかっただろうみたいな自慢げな顔が憎めない。べつにおまえじゃな くたってフィリピン人なら誰でも知ってるだろうと思いながら、 サンキュウーとポンポンと肩をたたいてやった。 店に入ると、日本のデパートの屋上 にあるビヤホールみたいな感じだった。 奥のほうに広いステージがあって、ステージの真中から花道がちょっとあってその先 が丸いステージになっている。 その丸いステージの真中に銀色のスチールパイプが立っている。たぶんこのパイプに まとわりついてセクシーダンスを踊るのだろう。 ラッキーにも私達はその丸いステージのわきの席に座った。 ちょうどショータイムの 切れ目だたようで、席に着いて注文したビールなどを飲んでるうちに音楽が鳴り出し た。 モデルウォーク?ってやつかな?女の子を紹介しているようだ。みんな結構スタイル るがいい。隣にいるカティよりみんな10倍ぐらいいい感じがした。 運ちゃんの話によるとここの女の子も連れ出せるということだ。ただ結構高いらし い。そのうちセクシーダンスが始まった。 広いほうのステージで音楽に合わせて身をくねらせながら洋服を脱いでいく。だが、 最後の一枚をとるとさっと引っ込んでしまう。 最初のうちはわくわくしていたが同じようなパターンがこれでもかこれでもかと続 く。いつまでたってもわきのステージにこない。 これなら女はおとるけど、自分も参加するもっといやらしいセクシーショーのほうが いやと思って運ちゃんに帰ると告げた。 運ちゃんはもっといたそうだった。そりゃそうだろう。こんなショーでもビールをご 馳走になりまがら見てるほうが仕事よりよっぽどいいに決まってる。 タクシーに乗って何分か走ると、彼女がちょっと家に寄りたいという。すぐ近くだと いう。服を着替えたいのだそうだ。OKというと、タクシーは彼女の家に向かった。 街灯のついた通りにタクシーは止まった。ごく普通の町並みって感じ。(昨夜のとこ ろは街灯もなくて本当に真っ暗だた。)どうも二階のアパートが家らしい。 一階は店になっている。電気はついてるが誰もいない感じ。まあ、もうすぐ12時に なるところだからあたりまえか。店の中が見えるので美容院だとわかる。 日本にあるちっちゃなおばちゃんなんかがやってる美容院と同じだ。 どこからか、バ ロー、バローという声が聞こえる。あれは何かと運ちゃんに尋ねると バロットを売っているのだという。へえー、バロットってそうやって売ってるのか。 私はあれが大嫌いだ。一度見ただけで嫌いになった。 運ちゃんがいろいろ話し掛けてくる。名前はチコだと言いながら名刺をくれた。(こ いつはエピソード2にも出てくることになるんだけどね。) 私は日本人のお客さんをいっぱい持ってると言っては日本人の名刺の束を見せた。そ ういえば、さっきから車の中に流れる音楽は日本の歌じゃないか。 チコは森高が好きだと言う。いろいろ話をしているうちに、タクシーは自分の車じゃ なくて一日いくらで借りて仕事してるだとか、チコの奥さんはタレントで日本に行 き、 日本でランナウェーしちゃって連絡がないとか知った。 そんな話をしているうちに3 0分ぐらい経ったのではないか、が、彼女は戻ってこない。 チコが見てこようかと言う。見に行ってもどこだかわからないんだからいいよと答え た。べつに戻ってこなくても、またどこかに新しい彼女を探しにいけばいいから いいんだけど。ただ私達がいなくなってからかティがここに戻ってきたらかわいそう だし、どのくらい待ったら引き上げるかと考えていたら、三人の女の姿がどこからか 出てきた。 その中の一人がカティだった。なんて言ったらいいのかわからないので、ハーイと 言ったら、一人が、彼女よろしくおねがいしまーす!と言った。 カティがタクシーに乗り込むと他の二人はどこかに消えた。あの二人はカティのお姉 さんだそう。カティはタンクトップがノースリーブのジーンズ生地のシャツに 変わっていた。タクシーはホテルに向かった。ホテルに着いて、チコにいくらと訊い たが彼が答える前に、これでいいな、ビールも飲んだしショーも見たしと言って 100ペソを渡した。チコは別に不満な顔をするでもなく、「また用事があったら電 話ください。すぐに来ます。」と言った。ああ、覚えておくよと言ってタクシーから 降りた。 私とカティは部屋に戻って冷たくなったピザを食べた。ピザを食べ終わって、シャ ワーを浴びて、そして万国共通の行為にまた及んだ。(その時の写真もあるよ。 見た感じ同じだけどね。) いつもなら起こされないと起きない私が自然と目がさめた。いつ寝たのかわからな い。隣ではカティがまだ寝ている。時計を見ると9時すぎだった。 二人とも生まれたまんまの格好だった。私はまたまた事に及んでしまった。(このと きのもね。以下同文。)いつも疲れきってる私のどこにこんなパワーが あったのだろう。女が変わればパワーもかわる。男ってそんなもんでしょ。もし、こ んばんも、カティだったらどうだかわからないよね。 昨日の朝と同じように朝食をとる。カティは昨夜買った辞書に何かいしょうけんめい 書いている。カティの名前と住所だった。 電話が鳴った。旅行社の人がもうすぐ私を空港まで送る時間だと言う。カティが空港 までいっしょに行きたいという。 空港でフライトまで待つ時間はひまだから、OKといった。 部屋を出るとき、カティ が、私は肩にタットーがあるからホテルの人に見られるとまずいから、 なにか着る物を貸してと言った。私は、日本を出るとき着ていたセーターを渡した。 ホテルのロビーで旅行社の人に、彼女が空港まで私を見送りたいと言ってるんだけど いっしょに車にのせていいか訪ねた。答えはOKだった。私は空港までの道すがらか ティの肩を抱きながらぼーっと窓の外の景色を見ていた。 車が空港の前に止まった。本当に、まん前に止まる。そういえば、迎えに来たときも 変なところで車に乗せられたっけ。 車から降りると、旅行社の人があなただけしか空港に入れませんと言う。え〜!カ ティといっしょにフライトまでの時間コーヒーでも飲みながら待ってようと思ったの に! 日本の空港と同じつもりでいた私は驚いた。パスポートがないと中に入れないと言 う。それなら最初に言ってよ!ここで、カティとの突然の別れとなった。 私はカティにセーターと言った。カティはあなたの思い出にこのセーターをくれとい う。そのセーターは去年のクリスマスプレゼントにもらったばっかり、まだ何回も着 てないし、 そのセーターをたまには着て行かないとあいつに怒られるな〜なんて一瞬のうちに考 えながらも何も言えなかった。 2泊3日、正味36時間のフィリピンだったけど、いい映画を見たあとのような余韻 が3ヶ月経った今でも残っています。 長くなっちゃってごめんねー! ちゃんと最後まで読んでくれた? これ秘密のことだから誰にも話せなくてさ。 なつかしく思い出しながら書きました。 (原稿ご提供:Super Kenchan ) PAGE TOP |